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SNSって、なんで「刺さる文章」と「流される文章」があるんだろう?
2025年11月3日
この問いの答えを、今日までの5年間で
45624件の代行文章を実際に作ってきた
僕なりの視点でまとめてみました。
現場で試してきた中から見えてきた
「6つのフェーズ」。
少し変態的かもしれませんが、
これが僕のやり方です。
️興味がある方だけ、どうぞ。
「顧客が、その施設を知り、
興味を持ち、チケットを購入し、
体験後、どんな未来が待っているのか?」
何パターンもの人物をイメージして、
時に実在の友人をモデルに、
本人になりきる。時に本人から話を聞く。
そこから、想像→仮定→仮説を
繰り返していきます。
✨️なぜ、本人に
なりきらなければならないのか?
それは、人は「自分ごと」にならない限り、
興味があっても動かないし、
しかも、例え本人が行動したとしても
その「本当の動機」を
自覚していないことが多いから。
だから、僕が先に、「代わりに言語化」して、文章で伝える必要がある。
頭で考えるのではなく、
その人の身体に入り込む感覚で想像する。
この視点なしに、
行動を促す文章は書けません。
6つのフェーズに分けた理由とは?
顧客の行動を
「感情の流れ」として再構築するため。
一見バラバラに見える感情を
順序立てて捉えることで、
どこで迷い、どこで確信に変わるかを
ピンポイントで設計できるようになります。
ここまでの説明で
なんとなくでもわかりますか?
言い換えれば、この6つのフェーズは
「どこに、どんな言葉を刺すか」を
明確にする術でもある。
【都内アミューズメント施設の行動設計図:
プロが扱う6つのフェーズの構造】- 施設が気になったきっかけ
スマホで見た友人の投稿が
「あまりにも楽しそうだった」から。「最近、ため息が増えた」自分を、
どうにか変えたいと思ったから。山手線内の広告で見たから
- チケット購入の計画
仕事が長引いても間に合うか。
入場時間の変更はできるか?奮発したチケット代を、
妻にどう説明するか。
- 施設に向かう途中
会社に向かうより足早で
わくわくしてるか。
「この体験、SNSにアップしたら
どう思われるだろう?」と
想像しているか。
チケット購入を許してくれて
一緒に来てくれた妻を
喜ばすことができるか不安。
- 施設に入った瞬間
予想以上の施設かと、
興奮して体が震えているか。
混雑に少し不安を感じているのか。
嫌味ばかりの上司の顔を
アトラクションを体験し、
一瞬で忘れられたか。- 体験後の気持ち
「最高の金曜日になった」という達成感。
「高いチケットだったけど、
価値があった」という心のギャップ。- 体験したことで始まる「明るい未来」
普段自分から手を繋いでこない妻が
自分から手をつないできてくれた。
妻が本気で喜ぶ顔を久しぶりに見た。
本当は自分が楽しむより、
妻を喜ばせたかったんだなっていう「きづき」
ここまで読んで、
わかった方もいらっしゃると思います。
そうです、顧客が真に得たいのは、
非日常体験そのものではない。
帰りの電車で、初めて仕事のことを
考えなかった自分。
「自分を甘やかして良かった」という、
深〜い肯定感。体験前から体験後までの感情を、
とことん想像し尽くします。
さらに、ラーメンが好きなのか、
お酒はビール派なのかなど、
家族構成も含めてその人が普段、
どんな生活をしているかをイメージします。で、この段階にきて、やっと「人の心に刺さる文章」を作れるようになる。
この1〜6のフェーズは、
やまもと流「人が行動する構造」。
一般的なマーケティング理論、
AIDMA(注意→関心→欲求→記憶→行動)
より、2段深い構造です。
AIDMAが「どう動くか」を示すのに対して、僕の定義するマーケティング構造は、
「なぜ動くか」と「どう再現するか」までを
深掘りする設計です。
だから、顧客の魂が自分に乗り移ってくるまで、僕はキーボードを打ちません。#タグ
SNSマーケティング, SNS運用代行, SpiritOfTheBlue, ビジネスマインド, マーケティング戦略