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  • 客には丁寧に、スタッフには雑に。その矛盾が、店を弱くしている

    2026年1月7日

    最近、現場で立て続けに、同じような相談や場面に触れることがありました。
     
     
    そのたびに考えさせられるのが、「店が弱い理由は、意外とここにあるのではないか」という点です。
     
     
    多くの店で見かけるのは、客には「ありがとうございます」と丁寧に接する一方で、
     
     
    スタッフや業者に対しては態度が変わってしまうケースです。
    「お金を払っているのだから」
    「やって当然だろう」
    そうした空気が、無意識のうちに出てしまう。
     
     
    業者に対しても同じです。
     
     
    客には丁寧なのに、「もっと安くしてほしい」
    「納期を守って当たり前」と、立場を使ってしまう。
     
     
    しかしこれは、店の可能性を自ら狭めている行為でもあります。
     
     
    なぜなら、スタッフも業者も、本来は「その店のファン」になり得る存在だからです。
     
     
    客がファンになれば、リピートしてくれる。口コミで広げてくれる。
     
     
    では、スタッフがファンになったらどうでしょうか。
     
     
    自ら提案してくれる。「もっと良くしたい」と考えて動いてくれる。
     
     
    辞めずに、長く関わってくれる。
     
     
    業者がファンになったらどうでしょうか。予算内で最大限の提案をしてくれる。
     
     
    困った時に、優先的に助けてくれる。「この店のためなら」と力を尽くしてくれる。
     
     
    それにもかかわらず、客には丁寧に接し、スタッフや業者には雑な対応をしてしまうと、
     
     
    この「ファンになる可能性」を自ら手放すことになります。
     
     
    実際に、長く続いている店を見ていくと、客、スタッフ、業者に対して一貫して「対等な距離感」を保っているケースが多い。
     
     
    ある店の経営者は、スタッフに仕事を頼むとき、客に接するのと同じように理由と感謝を丁寧に伝えていました。
     
     
    「これをお願いしたいのだけど、
    理由はこうで、本当に助かります」
     
     
    するとスタッフは、「それなら、こうした方がいいのではないでしょうか」と、自ら提案するようになっていきました。
     
     
    一方で、客には「ありがとうございます」と言いながら、スタッフには「これやっておいて」だけの店では、最低限の動きしか生まれず、気づけばまた求人を出している、という状況も見てきました。
     
     
    違いは、それだけです。
     
     
    ここで一つ、問いを置きたいと思います。
     
     
    客にだけ、丁寧に接してはいないでしょうか。
     
     
    スタッフや業者を、「お金を払っているから」という立場で見ていないでしょうか。
     
     
    もしそうであれば、本来、最も近くで店を支えてくれるはずの
    最大のファン候補を、自ら手放していることになります。
     
     
    客をファンにするのと同じように、スタッフや業者をファンにする。
     
     
    店が本当に強くなるのは、客だけでなく、スタッフも業者も「この店を応援したい」と思ってくれたときです。
     
     
    あなたの店は、どうでしょうか。
    ここまで。

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