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【第4部(全6部)】ここで、第1部から第3部までの視点を少しずらします。
2025年12月17日
現場からは「自分なりに、
ちゃんと頑張っているんです」
という声が聞こえることがあります。
経営側からも「うちの社員は、
本当によくやってくれている」
という言葉を、何度も聞いてきました。
どちらも、事実だと思います。
誰もサボっていない。
手を抜いている人もいない。
むしろ、真面目で誠実な人ほど、
歯を食いしばっている。
だから言いづらいのですが。
ここで扱うべき問題は、そこではない。
頑張っているかどうか、ではない。
想いがあるかどうか、でもない。
その頑張りや想いが、
判断する人のところまで、
ちゃんと届く形になっているか。
ただ、それだけ。
どんなに良い現場でも、
どんなに優秀なスタッフでも、
判断が止まる構造の中にいれば、
前に進んでるようで
実はストップしているんです。
それは、能力の問題ではありません。
努力不足でもありません。
言葉や文章の設計の問題です。
少し肩の力を抜いて
考えてみてください。
もし今、「みんな頑張っているのに、
なぜか進まない」
そんな感覚があるなら。
誰かを叱る必要も、
自分を責める必要もありません。
見る場所を、
ほんの少し変えるだけでいい。
言葉は、ちゃんと通っているか。
判断が、途中で止まっていないか。
そこが整った瞬間、
人は驚くほど、前向きに動き始めます。
それは、我慢の先にある変化ではなく、
分かりやすさが生む、自然な前進です。
ここまでくると、もう一つ、
大切な視点が見えてきます。
社内スタッフだけで考えるのも、
もちろん大切です。
現場を一番よく知っているのは、
間違いなく中の人だから。
でも同時に、新しい視点って、
本当に外部の視点だと思うのです。
毎日その中にいると、
良い意味でも悪い意味でも、
見えなくなるものがある。
それは、能力が低いからでも、
考えていないからでもありません。
人は、自分が立っている場所の
空気には、どうしても慣れてしまうから。
だから外からの視点は否定ではなく、
否定されないための補助線。
頑張りを減らすためではなく、
同じ頑張りで、前に進むための視点です。#タグ
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