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【第1部(全6部)】これは個人の話ではない。組織でも、経営でも、例外なく起きている話だ。
2025年12月14日
人は、「自分には関係ない」と
感じたものには思考を止める。
どれだけ重要な話でも、
自分事にならない限り、
脳は深く考える前に距離を取る。
だからこれは、誰かの話じゃない。
いまこの投稿を見ているあなた自身の話。
たとえば会議で「SNSの方針を変えよう」と
言われた瞬間に出てくる言葉。
今は時期じゃない
もう少し様子見
それより優先すべきことがある
これ、慎重さに見える。
でも実は 機会損失を生む、
防衛反応かもしれない。
人は変化が苦手だ。
新しい挑戦が良いことだと
頭で分かっていても、
脳は自動的に
「やらなくていい理由」を探し始める。
なぜなら、脳の目的は
「成功」じゃなくて、
まず「安全」だから。
そして、ここが厄介なんだけど、
人は 慣れているものを冷静に評価できない。
今のやり方。
長年の判断。
過去にうまくいった成功体験。
それが正しいかどうかよりも、
慣れている=安心 だから、
選び続けてしまう。
変わらない組織は、
怠けているわけじゃない。
むしろちゃんと考えているからこそ、
変えない理由を上手に作れてしまう。
そして、その判断はいつも
「内側からは正しく見える」。
外から見れば「今そこ変えた方がいいよね」と思えることでも、中にいると踏み出せない。
これは弱さじゃない。人間の仕様だ。
変わり始める組織や人は、
最初から強いわけじゃない。
ただ一つ違うのは、
「自分たちは慣れに
引っ張られているかもしれない」
この疑いの視点を、
持てるかどうかだけ。
変化は、自覚から始まる。
特に今、SNSやWeb発信は、
組織にとって最大の営業資産になり得る。
もし、長年の慣習のまま
発信しているなら、
気づかないうちに、
読み手に「選ばない理由」を
与え続けているかもしれない。
様子見は安全策じゃない。
いちばん高くつく先延ばしだ。
(追伸)
今日、もし「様子見」の言葉が
出そうになったら、
自分にこれだけ聞いてほしい。
「安全を守ってるのか、
未来基準をあきらめているのか。」
【第2部へと続く】#タグ
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